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理事長挨拶

 

 令和2年度より日本心理劇学会の理事長に就任いたしました。会員の諸先生方のご協力のもと、学会の運営に全力を尽くしていきたいと考えておりますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
昨今の日本心理劇学会の会員数は減少傾向にあります。早く効果が表れる援助技法が好まれる風潮の中、当学会に限らず、いわゆる“手間のかかる”援助技法を主体として用いる学会の会員数は総じて減少傾向にあります。
確かに心理劇は技法の習得が難しく、即効性を期待する性質のものではありません。習得しやすい援助技法や早く効果があらわれる援助技法が必要なのも事実です。しかし、より複雑で広範な課題に対応可能な心理劇は、決してなくしてはならないものです。
日本心理劇学会は心理劇の普及のために、一層活発に活動をしていきます。これからは新設された認定制度を国内外で広く認められる資格へと育ててまいります。そのためにも、国際連携のさらなる強化をはかり、諸外国の学会・委員会とも協力していきます。
また、近年は発達障害の問題が医療・教育・福祉・司法・産業などあらゆる分野における課題となっていますが、発達障害者の抱える辛さや困難さに対して心理劇が有用であることが証明されつつあります。従来の支援方法ではできない、心理劇だからこそできる支援を実施できるように、より手厚くより充実した研修の機会を学会をあげて提供していく所存です。
当学会へのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

令和2年12月
日本心理劇学会  理事長 横山太範